Posted by on 8月 26, 2020 in Director’s Profile

兼平禮輔先生との出会い

同志社で中学・高校では毎日礼拝があり説教を聞き賛美歌を歌っていたが、友人の紹介で、岩手県盛岡市にお住まいであった兼平禮輔先生に合わせていただき、
先生が研究されていたサンスクリットのMetta Sutta(慈しみの経)を浄書させていただくことに。その後30年にわたり家族全員がご指導いただく。
ほぼ毎日、呉竹の墨を磨り、松栄堂さんの五山の線香を焚いて浄書させていただきました。
瞑想をすると心が落ちつくと耳にしますが、私の場合、集中すればするほど、潜在意識の中にあったであろう過去の出来事や言葉が体の外に吹き出してきました。
記憶の奥底で気になっていた声や思いが、線香の煙と共に昇華してだんだん遠くの出来事のように思えるようになるまで数年かかったように覚えています。
写経する部屋には誰もいないはずなのに、誰かと一緒にいるようにも感じ、また何かに守られているようにも思えたことを覚えています。
この写経のお手本を書いてくださったのは静岡県にお住まいの瀧脇典世先生。仏縁に感謝! それ以外の言葉が見つかりません。

1988年〜1996年
兼平禮輔先生のご指導をいただき、サンスクリット慈功徳経Metta suttaを以後8年間にわたって写経。

1992年、兼平先生からのご紹介で、故勅使河原蒼風氏の直門・草月流師範会理事、滝脇光先生の「墨の変奏」作品集を制作し、大阪紀伊国屋書店で販売していただくことになった関係で
1993年、滝脇光先生から京都で個展を開催してほしいとの要望を受け、兼平禮輔先生のご指導を受け、相国寺承天閣美術館での滝脇光「墨の変奏」展をプロデュースさせていただく。
賛助出品者:瀧脇典世氏 谷中和生氏

京都ユネスコ協会、国際交流基金京都支部、京都新聞社の後援や多くの協賛者や寄付をいただき、盛大に開催。

作品展パンフレットより抜粋:
Special Thanks To 梅原猛、北川原温、小山元治、堀尾貞太郎、小山俊美、竹内澄博、村田一彦、大木明、エディ渡辺、兼平禮輔

滝脇光作品展実行委員会 代表委員上野修
写真撮影:井上隆雄
ポスター・カタログデザイン:甲斐玲子
会場デザイン・行燈デザイン:杉木源三
映像撮影:森公一
印刷:からふね屋印刷
(順不同・敬称略)



メイン会場へのアプローチ、瀧脇典世先生直筆 サンスクリット観音経

偶然にも同時開催されていた「アンドレ・クレージュ展」フランス人スタッフからクレージュ展VIPに対して特別会場として公開してほしいとの要請を受け滝脇先生が受諾。宮澤内閣総理大臣、フランス大使を含む多くの来賓者が参観された。そして、アンドレクレージュ展のVIPとして招待を受ける。

 

1998年~2002年
宅間久翁氏発願「大般若波羅密多経」

宇治黄檗山所蔵の木版画「大般若波羅密多経」全600巻写経をすることで、1998年5月18日より写経を始め、2002年6月3日まで写経させていただいた。約四年間にわたり毎晩お酒を飲む前に書き続けた結果、私が書き写した写経は三十九巻であった。サンスクリット写経を経験したからかは分かりませんが、心のざわつきもあまり感じず満巻成就を祈念して浄書させていただけました。言葉では表現できない「仏縁」を感じていました。
125・132・142・165・173・190・202・222・239・255・272・292・304・316・332・346・364・377・387・399・413・425・439・454・467・478・495・503・508・528・536・547・557・565・573・582・
585・592・599

同年7月25日宅間久翁氏は壬生寺に600巻全てを納経。

2018年7月25日大般若波羅蜜経転読法要に梅木一男氏と出席(以降、毎年出席)

壬生寺管主松浦俊海和尚、梅木一男氏、上野修(右端)記念写真撮影。

2000年よりペンネームを上野聡司とする。

Part3に続く

現職
株式会社フェアーウインド 代表取締役  ディレクター
趣味:ギター弾き語り(主にバラード) 週末ジョッギング