Posted on 5月 12, 2019 in えが撮った

デジタルに囲まれれば囲まれるほど、なぜかアナログでプリミティブなものが必要と強く思うのは人間の本能がバランスをとろうとするからなのでしょうか。

ペーパレス化が叫ばれ、紙への印刷需要は減ってきているのですが、紙そのものが結構好きなのもありますが、手にとって書かれている内容を頭に入れるのと、デジタルで伝えるのとでは頭に定着するしやすさが変わるような気がします。 なんでもかんでも印刷すればいいなどとは思いませんが、大切な言葉や大切な思いはあえて紙に印刷して思いを届けるということは素敵なことなのではないかなと最近は思うようになっています。

紙に載せられたインクの存在感というのはすごいものだと思いませんか。

あえて、大事なことを伝えたいときにどんな紙が良いのかなと疑問に思い、印刷が素敵に見えそうな紙をチェックしに行ってきました。

紙は主に木材パルプからできているのですが、その中でも木の生育環境や、そこで働く人たちのことも考えた環境で作らている認証のある紙などもあると説明を受け、
画期的な紙のケナフグリーンエイドや「再生紙を含む」以降の、「環境に優しい」という定義もかなり広がっているのだなと感じました。
バナナの皮、サトウキビの絞りかすや、ジャガイモが混ざっている紙まであり(ジャガイモのはかなり高価。)なんでもすき込んで紙になるのは面白いです。

また環境にはそんなに優しくないかもしれないけれども、ニスコーティングやPP、ピカッとした印刷もしてみたいなぁなどと勝手に妄想したりなどしております。

先日、某印刷会社さんの工場見学に伺って、丁寧な色調整などしていただいてるのを見て、
職人さんの姿っていいなぁと思った次第です。