Posted on 5月 10, 2010 in 美術鑑賞

Riddim Photo Exhibitionという企画展をされるということで
オーバーヒートの石井さんにお誘いいただき、東京へ行ってきました。

石井さんと弊社ディレクター

石井さんと弊社ディレクター

石井”EC”志津男氏は日本のレゲエ界を創ってこられたとっても熱い方。
石井さんが監督をされたレゲエのルーツを探るドキュメント映画「Ruffn’ Tuff ラフン・タフ」は、サクラメント国際映画祭のオフィシャル招待作品になったりラスベガス国際映画祭でファイナリスト賞を受賞したり本場ジャマイカでのインタ−ナショナルレゲーフェスティバルでは”Honour Award / International Documentary”するなど、海外にも影響力のあるすごい日本人なのです。
表参道にあるオーバーヒートの事務所見学もさせていただいてしまいました!
事務所内には録音スタジオもありました。さすがです。
どんなところかというと、狭い箱のような部屋にマイクが一本だけ!
潔すぎて、かっこいいの一言です。
シンプルな造りのこの場所から革新的な新しい音が産み出されるんだととても感動しました。
石井さんと弊社ディレクターとはジャマイカへの二人旅、仕事でのイタリア旅行などかなり古くからのお友達で、2人が初めてであったインドでの話はかなり奇妙(笑)というか奇跡というか。
おもしろい出会いはふとしたきっかけなのですね。

写真展では「THE MUSIC」をキーワードにそれぞれのアーティストがおもしろい視点で撮っていて、枠に収まってない感がとっても良かったです。
そしていつも雑誌riddimで見ていた方が!記念写真を撮らせていただきました。ありがとうございました。

左はRANKIN TAXIさん。右は写真家のオズボーンさん。

RANKIN TAXIさん (左は), 写真家のオズボーンさん (右)

ディレクターとの久し振りの再会にカメラに納まってくれたこだま和文さん

こだま和文さんと

 

後日、取材のため九州は小倉の西日本墨技学院院長 斉藤南北先生にもお会いしに行ってきました。
斉藤南北先生は内閣総理大臣賞などもおとりになった墨絵の大家です。
作品を描かれるところを取材させていただきたいとの申し出に、よどみのない筆さばきで次々と作品を描いてくださり、白い半紙の空間にすーっと一本の線が入ることで、生き生きとしたものに変化していく様を間近で拝見させていただきました。
下書きなど一切ありません。まさに真剣勝負のライブペインティング!
西日本墨技学院の中には先生が書かれた書もたくさん飾ってあり、百人一首と教えて頂いたのですが、かなで書かれているので全然読めません。
「何て書いてあるのかな〜?う〜ん。」とうなっていると、先生が一言。
「そんなの読めなくてもいいんだよ。」
あぁ、そうなんだ。感じればいいんだ。
書も絵も同じ筆で書かれる先生にとっては、これは書、これは絵、とか、それが表す意味が大事なのではなくどちらもその1つの空間を彩る要素としてとらえて、読めなくても美しいなと感じるココロが大事なんだなぁと教えていただきました。
御年85歳。すごいパワーで描き続けていらっしゃいます。6月には個展もされるそうです。

今回は映像にも納めさせていただきました。
近々弊社ホームページにて公開させていただく予定です。

描いて下さった作品「藤」(墨の乾燥中)

「藤」(墨の乾燥中)

 

東西の人間味あふれる巨匠にお会いしたあと、弊社ディレクターが
「やっぱり俺の思っていた通りだった」と言っていました。