Posted on 10月 24, 2011 in 美術鑑賞

今年も甲斐玲子さんの個展に行ってきました。

今年は会場に入るなり、ドッカーンと咲いている花のパワーで一気にテンションがあがりました。
「開花」という作品です。歌って踊っている、爆発のパワー!

「開花」

 

そしてこちらは一転して、華奢な薄墨のシリーズです。
左は「龍」、右は「花」。

薄墨のシリーズ

 

甲斐さんが右の作品に妖精がいるみたいでしょ。と教えてくださったのですが、確かにいる!!花の妖精。
花からふわっと浮いた華奢な妖精。

 

今回は版画を勉強しに京都に来ている、2人の若きアーティストと一緒に見に行きました。
墨の種類について甲斐さんに質問したりしていました。

2人の若きアーティストと

彼らはとても勉強熱心で、展覧会に行く時にはノートを持ってきて感じた事などをよくノートしています。
えらい。私も見習おう。。

日本の縦書きの文字の文化は、海外から見るととても興味深くて美しいと感じるようです。
英語も筆記体は次の文字につながるように書きますが、日本語の、特にかな文字など続けて縦方向に書く書き方は、日本人の私がみても本当に美しいと思います。
そして甲斐さんの作品は美しいだけじゃなくて、軽やかで、ダンスしているような書なんです。
本当に心躍る空間でした。

 

右は京都市立芸術大学名誉教授の山崎 脩氏
左は書家でありグラフィックデザイナーの甲斐玲子氏
(「幽」はお二人で主催されている個展です。)

山崎脩氏、甲斐玲子氏